Study After School 〜学校じゃ教えてくれないこと〜

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席を譲るのはあたりまえのこと

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電車内の優先席のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20170647179post-12243.html

小学校の同級生がシンガポールに赴任することになったから、というわけではありませんがシンガポール在住時のことを思い出しつつ、日本とのちがいを紹介します。

シンガポールでは席を譲るのはあたりまえのこと

シンガポールの公共交通期間はMRT(鉄道)と路線バスがあります。わたしが赴任していたとき子どもが小さかったのですが、公共交通機関に乗ると必ず声をかけられて席を譲ってくれようとします。ほぼ100%に近い確率だったと思います。高齢の方や怪我をしている方が乗ってきたときにも同じことがおきます。シンガポールにはいろいろな中華系、マレー系、インド系、欧米系などいろいろな方々がいますが、みんなそうします。そうするようになる、というのが正しいかもしれません。同調圧力というわけではなくて、そういうことをしているのを目にして、「あ、ここではこういうのがあたりまえなんだな」と理解をするのだと思います。わたしもわたしの家族も自然とそう考えるようになり、行動していました。これってとても素敵なことだと思います。シンガポールの大好きなところの1つです。

日本に帰国して感じること

わたし自身、シンガポールに行く前は「優先席には座らない」とか「目の前に立たれたら考える」くらいの意識でした。まぁそれが日本のあたりまえ、だと思っていたと思います。

シンガポールの赴任中に一時帰国したことがあったのですが、空港から目的地に向かうとき、特に混んでいたわけではないので席はわりと空いていたのですが、家族並んで座るほどは空いてないという状況でした。で、、あれ?誰も詰めたりしてくれない?と感じてしまいました。今思えば、たまたまそのときそうだっただけだったのだと思いますが、当時は「あー日本ってこうなのかー」と残念に感じました。

本帰国後、公共交通機関に乗っていて子連れでも席を譲られることはほとんどありません。子どもが大きくなっているというのもありますが、シンガポールであれば譲ってくれるんだろうなぁとどうしても思ってしまいます。いいとか悪いとかではなくて単にちがうだけ、だということは頭ではわかっているのですが、どうしても残念に感じてしまいます。

なぜだろう?

理由を考えてみました。最大の理由は周りに関心がない、もしくは関心がないように見せていることかな、と考えます。スマホに夢中になっていて気づかないとか、寝入っていて気づかないとか。逆に気づかないように目を閉じているとか。あとは誰が最初に声をかけるか問題もありますかね。断られるとか勘違いだったとかいろいろなリスクがあると思います。日本人はそういったリスクを回避する傾向が強いのかもしれません。あなたはどう思われますか?

おわりに

わたしは、日本も「席を譲るのはあたりまえのこと」になってほしいと思います。譲ったこと・譲られたことがある人ならわかると思いますが、どちらもいい気持ちになれますよね?

それでは、今日はこの辺で。 お読みいただきありがとうございました。