いよいよグループステージの最終節の感想です。決勝トーナメント進出がかかった試合なのでどの試合も今まで以上に白熱した戦いとなりました。
全グループ終わるのを待っていられないので、3回に分けて書きます。今回はグループAとグループBです。
グループステージ第3節 試合結果
()内は第2節または第3節を終えた時点での勝ち点を示す
国名前の記号の意味は以下の通り
◎・・・1位通過
○・・・2位通過
●・・・3位通過
グループA
グループB
グループC
グループD
グループE
グループF
各グループの感想
グループA
ドイツとスイスの1位通過をかけた戦いは、前半28分にスイスがエンドイェのゴールで先制し、そのまま試合終了かと思ったが、後半アディショナルタイムにヒュルクルクが同点ゴールを決めて、1ー1のドロー決着。レヴァークーゼンが何度も見せてきた同点劇、逆転劇の再現を見ているようだった。ドイツはCBのターが2枚目のイエローカードをもらってしまい、決勝トーナメント1回戦は出場停止となってしまった。また、もう一人のCBであるリュディガーは負傷のため次戦欠場の可能性が高い模様。
スコットランドとハンガリーの対戦は、0ー0で試合終了かと思われた後半アディショナルタイムにハンガリーが自陣からのロングカウンターから奪った1点で劇的に勝利し、3位でのグループステージ突破の可能性が見えてきた。予選を無敗で勝ち抜いて話題となったハンガリーだったが、本戦では結果に結びつけることは難しかったようだ。一方、敗れたスコットランドは敗退決定。初戦の大敗が尾を引いたのか、その後試合でもエースであるマクトミネイを活かしきれず、不完全燃焼で終わってしまった。
グループB
クロアチアとイタリアの2位通過をかけた戦いは、前半から激しい戦いが続くが前半はスコアレスで終了。後半に入ってクロアチアがモドリッチのゴールで先制する。PK失敗直後のゴールでスタジアムは最高潮。逃げ切りをはかるクロアチアであったが、後半アディショナルタイムにザッカーニのゴールでイタリアが1−1に追いつき、そのまま試合終了。劇的な幕切れに呆然とするクロアチアのメンバーの表情が印象的だった。イタリアは2位通過が決定し、決勝トーナメント1回戦でグループA2位のスイスとの対戦が決まった。クロアチアは勝点2でグループステージを終え、3位でのグループステージ突破も絶望的な状況となった。
アルバニアとスペインの対戦は、フェラン・トーレスのゴールでスペインが1−0で勝利。スペインはイタリア戦のスタメンから10人を入れ替えていたが、前節の劇的な同点ゴールで勢いに乗るアルバニア相手に完封勝利をするあたり、さすがの選手層の厚さだと言える。しっかり休養して決勝トーナメントへの準備も万端と言えるのではないだろうか。一方、アルバニアは「死のグループ」で健闘はしたものの、勝点は1にとどまり、強豪国の壁が立ち塞がった印象だ。今回の本戦出場を機に、また1つサッカー強豪国ができることを期待したい。
おわりに
4試合中3試合が後半アディショナルタイムで得点が生まれるという劇的な展開になりました。さすがグループステージ最終節ですね。ドラマがあります。
クロアチアの敗退が決まればモドリッチの代表引退はまちがいないのではないかと思います。まだモドリッチの活躍が見たいですが、正直なところ可能性はほぼゼロです。。
この記事が公開される頃にはグループCとDの結果が出ているはずですが、さすがに更新が間に合わないので、明日にでも感想第2弾を公開する予定です。