Study After School 〜学校じゃ教えてくれないこと〜

学校じゃ教えてくれないけど、知ってたら役立つことを発信します。

MENU

東アジアE-1サッカー選手権2025 日本vs韓国ふりかえり

東アジアE-1サッカー選手権2025 日本と韓国の対戦をふりかえります。

総括

日本 1 - 0 韓国

終戦は地元韓国との全勝対決だったが、前半8分のゴールを守り切った日本が勝利し、大会連覇を飾った。お互い海外組が呼べない状況での大会で、会場もソウルから離れているせいか、韓日戦にもかかわらず観客は18,000人程度と、かなり寂しい大会となった。

スタメン

GKは大迫。これはおそらく予定通りだっただろう。フィールドプレーヤーは右ワイドに抜擢された望月以外は香港戦と同じメンバー。中国戦の結果とパフォーマンスを考えれば極めて妥当だと感じた。

前半

試合が始まると、予想通り、いや予想以上に激しい展開が待っていた。日本も韓国も、前線の選手がファーストディフェンダーとして猛然とボールを奪いに行く。これまでの香港戦や中国戦では見られなかったこのインテンシティの高さに、思わず手に汗を握った。これこそがフットボールだ。見ているだけでアドレナリンが湧き出るような、スリリングな展開に興奮を隠せなかった。

そんな緊迫した空気を打ち破ったのは日本代表だった。前半8分、日本の見事なビルドアップ で韓国のハイプレスを冷静にかいくぐり、左サイドへ展開。高い位置でボールを受けた相馬勇紀が、得意のドリブル突破を仕掛ける…と見せかけて、鋭く切り返す。その瞬間、相手DFの意識は完全に相馬に釘付けになっていた。

ファーサイドへ送られた絶妙なクロスボール。そこに、まずストライカーの垣田裕人がニアサイドへ迫力満点のスプリントをかける。この動きが秀逸だった。韓国DF2枚を完全に惹きつけ、中央にぽっかりとスペースを生み出し、そのスペースを見逃さなかったジャーメインが巧みに合わせて先制ゴール。

このゴールシーン以外でも、日本の前線からのプレス、特に垣田の献身的なチェイシングは韓国DFラインを大いに苦しめていたように見えた。しかし、この日の開催地の気温と湿度を考えれば、このハイプレスを90分間続けられるのか?という不安もよぎった。

後半

後半、日本はメンバー交代なし。対する韓国は、前線の若い選手を投入し、明らかに流れを変えようという意図を見せる。そして、その思惑通り、後半の立ち上がりから試合は完全に韓国ペースとなった。

日本は中盤でセカンドボールを全く拾えない。前線からのプレスも前半の勢いを失い、選手たちの間に距離ができてしまっている。前半、あれだけ輝きを放っていたプレッシングが機能不全に陥ったのは、やはり体力の消耗が原因だろうか。

そんな苦しい時間帯でも、個人に目を向ければ光る選手もいた。右センターバックの安藤は香港戦では少し不安定なプレーも見られたが、この試合では攻守にわたって素晴らしいパフォーマンスを披露。対面の相手をきっちり抑え込み、的確な読みで何度もピンチの芽を摘んでいた。彼の成長は、この大会の大きな収穫の一つだろう。

64分、垣田に代えて細谷、宮代に代えて佐藤を投入。フレッシュな選手で前線の活性化を図る。しかし、試合の流れは依然として韓国ペース。大迫のキックの精度もやや不安定で、クリアボールが相手に渡ってしまうシーンもあり、ヒヤリとさせられた。

そして75分、相馬に代えて植田、川辺に代えて宇野を投入。この交代はおそらく1-0のリードを守り切り、試合をクローズさせるための「勝負にこだわる交代」なのだろう。その意図は理解できる。しかし、ここで守備的な選手を入れて引いて守るのではなく、追加点を奪いに行くような、夢のある選手交代が見たかった。これは、この試合内容に対する個人的な不満の表れかもしれない。

運動量が落ち、ボールロストが目立ち始めていたジャーメインも84分に原と交代。原は前線でのプレス、場合によってはゴール前まで戻ってヘディングでの競り合いと、与えられたタスクを確実に実行した。このあたりはヨーロッパでの経験が生きているのだと思う。

一点気になったことがある。細谷が前線で必死にボールを追うが、韓国の屈強なDFが体をぶつけ、進路を妨害する。ボールを見ていない、フットボールコンタクトとは言えないダーティなプレーもあったが、これも日韓戦の常。気持ちはわかるが、後味の悪さは残った。

おわりに

終盤、韓国は前線に高さのあるFWを投入し、徹底したパワープレーに戦術を切り替えてきた。こうなると、試合内容は非常に退屈なものになってしまう。ロングボールを放り込み、セカンドボールを拾ってまた放り込む。まるで十数年前にタイムスリップしたかのような、一昔前のサッカースタイルだ。

それに対して日本は最後の最後まで集中力を切らさず、体を張り続けた。DF陣はもちろん、中盤の選手も必死にセカンドボールに食らいつき、跳ね返し続けた。試合内容は褒められたものではなかったかもしれない。後半はほとんどの時間で押し込まれ、見ていてストレスの溜まる展開だった。しかし、そういう戦略をとった監督の采配にこたえ、韓国を相手に最後までゴールを割らせず、1-0で勝ちきったという事実が最も重要なのだと思う。

が、森保監督がこの大会で目指したもの、そしてそれに対する達成度はどれくらいのものだったのだろうか?ワールドカップでの勝利にどれだけ貢献できる内容だったのだろうか?

--------
当ブログははてなブログのグループランキングに参加しています。
この記事がおもしろかったらぜひ以下のボタンをポチッとしてください!