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コパ・アメリカ2024 準決勝 ウルグアイ vs コロンビアの感想

コパ・アメリカ2024 準決勝、ウルグアイ vs コロンビアの感想です。

ウルグアイ🇺🇾 0ー1 コロンビア🇨🇴

準々決勝でブラジルを破ったウルグアイと、グループステージでブラジルを2位に沈めたコロンビアの戦いとなった準決勝の第2試合、結果はコロンビアが1ー0で勝利し、アルゼンチンとの決勝戦に駒を進めた。

前半はどちらかというとコロンビアペースで試合が進む。特にコロンビアの両サイドバックが激しい上下動でウルグアイを苦しめる。ウルグアイウイングバックがあまり自陣深くまでは追ってこないという分析があったのか、特に右サイドのムニョスは何度も右サイドを深くまで抉ってチャンスを量産していた。途中からはさすがにウルグアイのアラウホ、ペリストリがマンマークで戻ってくるようになり、結果としてコロンビアがウルグアイを押し込める展開になった。これは戦術のちがいをうまく突いたコロンビアの監督の手腕だったと思う。

そして39分、コロンビア右サイドからのCKを名手ハメス・ロドリゲスファーサイドに鋭く落ちるボールを供給、待っていたレルマがヘッドで叩きつけてニアサイドを抜いてゴール。コロンビアが先制する。このキックの精度は「さすが」としか言いようがない。脱帽。

しかし、前半終了間際にこれまで効果的な攻撃参加をしていたムニョスがラフプレーで2枚目のイエローカードをもらって退場。コロンビアは1点リードはしているものの、残り45分を10人で戦わざるを得なくなる。個人的にはあのラフプレーはイエローではなくて一発レッドの対象だと思う。この点を含め、この試合のレフェリングは疑問を感じることが少なくなかった。が、これも試合の要素の1つなので冷静に対応する必要がある。

後半に入って1人多いウルグアイがボールを保持する時間が長くなるが、4-4-1ではなく4-3-2でブロックを敷いたコロンビアが奪ってからかなり危険度の高いカウンターを繰り出す展開。退場者が出て前線に2枚残すというのは「負けたらおわり」のトーナメントではなかなかないと思う。コルドバとルイス・ディアスという傑出したタレントがいたからこそ取れたフォーメーションだったとは思うが、お世辞にも守備が得意とは言えないハメス・ロドリゲスがいる状態でこのフォーメーションにしたのはある意味大博打だったと思う。最終的にはルイス・ディアスだけを残して逃げ切りにシフトするあたりもさすが。ロレンソ監督は今後名将と呼ばれる監督になる可能性が高いと言える。

おわりに

この試合、両チーム合わせてイエローカード6枚、レッドカード2枚とかなり荒れた内容でしたが、前述の通り、レフェリングでもう少しなんとかできたんじゃないかなと感じました。とはいえ、そういうところも含めていかにも「南米のガチンコ勝負」という感じがして、ファンにとってはたまらない試合だったのではないかと思います。

決勝は前回王者、ワールドカップ王者のアルゼンチンとコロンビアの対戦となりました。激しい試合になることはまちがいないと思いますが、選手にはもちろん、観客にもケガ人が出ませんように。。

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