UEFAヨーロッパリーグ Round of 16 2nd Legのふりかえりその1です。
ふりかえり
Man Utd - Real Sociedad
4-1 (Agg: 5-2) マンUがベスト8進出
開始早々の5分、右サイドの久保から外を回ったエルストンドにボールが出て、折り返しをシュートに行ったオヤスサバルがデ・リフトに倒されてPKの判定。オヤルサバルがPKを決めてソシエダが敵地で先制する。オヤルサバルがPKを決めたのはゴールチェックなどで最終的には10分ごろだったが、その直後マンUはペナルティーエリア内でホイルンドが倒されてPKを獲得。ブルーノ・フェルナンデスがPKを決めて1-1。その後もマンUのペースで試合は進み、ホイルンドやザークツィのシュートなどでゴールにかなり近づくも得点にはいたらず1-1のまま前半は終了。
後半に入ってすぐ47分にマンUのドルグがPA内で倒されて、再びPK獲得。ブルーノ・フェルナンデスが再度キーパーの逆をついてゴールを決める。反撃に出たいソシエダであったが、56分に交代で入ったアランブルが62分にレッドカードで退場し、1人少ない状況となる。その後はマンUがペースを握りソシエダには反撃の糸口さえ与えない。逆に87分にブルーノ・フェルナンデスが豪快なミドルを決め、さらに終了間際にもダロートが決めてアグリゲートスコア5-2とし、ベスト8進出を決めた。
久保は先発出場し、76分にピッチを退いた。惜しいシュートもあったが、すでに危険な選手だと認識されてしまっていることもあり、なかなか思うようなプレーはさせてもらえなかったという印象。やはりプレミアのフィジカルには苦戦を強いられるようだ。
Lyon - FCSB
4-0 (Agg: 7-1) リヨンがベスト8進出
リヨンはホームサポーターの応援に後押しされて前半からゲームを支配する。14分にミカウタッツェが個の力でこじ開けて先制。37分にヌアマがフィジカルの強さを見せつけDFを弾き飛ばしてフリーになってゴールに流し込む。一方のFCSBはリーグフェーズでの躍動は感じられず2-0で前半終了。
後半開始早々、右サイドからボールを運び、折り返しを中央のミカウタッツェが落ち着いて決めて3-0。試合終了間際の88分にカウンターからアルマダが持ち上がって左サイドのミカウタッツェを走らせ、折り返しをヌアマが詰めて4点目。結局4-0、アグリゲートスコア7-1でリヨンがベスト8進出を決めた。
リヨンは若手の勢いが止まらない。今大会もそうだが、今後もたのしみだ。
Rangers - Fenerbahçe
0-2 (Agg: 3-3/PK: 3-2) レンジャーズがベスト8進出
1st Legで2点のアドバンテージを持ち、かつホームチームであるレンジャーズが優勢に試合を進めるが、前半修了間際の44分、中央でボールを受けたフレッジから左ワイドに張ったコスティッチに展開。コスティッチはDFを抜ききらずにゴール前にクロスをあげると、ニアに走り込んだシマンスキが技アリのボレーで合わせてフェネルバフチェが先制し、前半を0-1で折り返す。
後半もフェネルバフチェはコスティッチからのクロスでチャンスを作る。一方のレンジャーズは高い位置でのプレスから奪ってショートカウンターで決定機を迎えるもゴールにはならず。そして72分、今度は右サイドを駆け上がったミュルドゥルがゴールライン付近まで持ち込んで-の折り返しに走り込んだシマンスキが流し込んで0-2、アグリゲートスコア3-3のタイに持ち込む。このままの勢いでフェネルバフチェが勝ち越すかと思ったが、そのまま90分が終了。勝負は延長戦へ。
99分、チェルニーのミドルが枠をとらえるが、フェネルバフチェGKエグリバヤトが間一髪掻き出す。108分にはタヴェルニエのFKがいいコースに飛ぶが、これもGKがセーブ。フェネルバフチェも115分にアクチチェクがゴール前まで持ち上がってシュートを放つがレンジャーズGKバトランドがセーブ。その後のレンジャーズPA内でのファイルへの判定で一時騒然となるが結局PKとはならずこのまま120分となり勝負はPK戦へ。PK戦は3-2でレンジャーズが勝利し、ベスト8に進出した。
Tottenham - AZ Alkmaar
3-1 (Agg: 3-2) トッテナムがベスト8進出
1点のアドバンテージを持つAZであったが、特に守りに入ることもなくいつも通りの戦い方を見せる。26分、AZのバックパスが乱れたところに孫興民がプレッシャーをかけてクリアボールをブロックし、そのボールをソランキが拾ってDFをひきつけてオドベルへ。オドベルが落ち着いて決めてトッテナムが先制し、アグリゲートスコア1-1とする。前半はそのまま1-0で終了。
後半に入り48分、中盤でボールを奪ったトッテナムがカウンターに出て、左サイドの孫興民にボールがわたる。DFを惹きつけて、マディソンにパス。マディソンが冷静に決めて2-0とする。62分、今度はトッテナムDFにミスが出て、コープマイネルスが豪快に決めて2-1として試合は振り出しに戻る。しかし72分、トッテナムはAZの激しいプレスを回避しつつ自陣からボールをつないで左サイドの孫興民へ。孫興民から外を回ったスペンスへ、スペンスの折り返しをソランキがニアで触って最後はオドベルがつめて3-1とする。その後AZは何度もトッテナムゴールに迫るがGKビカーリオのセーブなどで得点を許さず試合終了。3-1、アグリゲートスコア3-2でトッテナムがベスト8に駒を進めた。
毎熊は先発出場し、81分にピッチを退いた。攻撃であがった後のスペースを狙われることも多く、また、1st Legはほぼ完封した孫興民にだいぶ「やられた」印象。1対1の勝負ではなく組織としてどう抑えるのか、という点が準備不足だったのかもしれない。
おわりに
日本人選手を擁するソシエダ、AZが敗れてしまい、これでヨーロッパリーグから日本人が姿を消すことになりました。残念ですが、今後の活躍に期待します。
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