いよいよベスト8進出チームが決まる2nd Legのふりかえりです。残りの4試合分です。
その1も合わせてぜひご覧ください。
ふりかえり
Aston Villa - Club Brugge
3-0 (Agg: 6-1)でアストン・ビラがベスト8進出
開始から1st Legの2点のビハインドを背負っているブルっへが攻勢に出るが、決定機を迎えるも得点にはならず。16分ビラのカウンターをファウルで止めたサブがレッドカードで一発退場となってブルッヘは1人少ない状態での戦いを強いられることとなる。前半は何とか0-0で折り返す。
後半開始からビラはアセンシオを投入し、試合を決めに出た。50分、ベイリーからのおしゃれパスをアセンシオが右足で決めてビラが先制。1人多いビラは本来ブルッヘがしたいような両ワイドからのクロスボールを多用する攻撃に出る。57分左サイドのポケット付近を攻略し、折り返しに詰めたマートセンのゴールで2点目。さらに60分、マンチェスターユナイテッドから加入したラッシュフォードが突破し、アセンシオにラストパス。アセンシオがが今度は左足で流し込んで3対0、アグリゲートスコア6対1となった。
結果としてはビラがブルッヘを圧倒したベスト16の戦いであった。コンディション次第ではあるが、ラッシュフォードとアセンシオのコンビネーションはこの後対戦する相手チームにとって大きな脅威になりうる可能性がある。
Atleti - Real Madrid
1-0 (Agg: 2-2 PK:2-4)でレアル・マドリーがベスト8進出
開始1分たたずにアトレティコが先制点を奪ってアグリゲートスコア2-2としてイーブンに戻す。ここからガチンコ勝負。その勢いのままアトレティコが優位に試合を進める。特にアルバレスのシュートが何度もマドリーゴールを襲うがGKクルトワが防ぐ。
68分、自陣深い位置からのマドリーのロングカウンターでエムバペが抜け出したところをラングレが倒してPK獲得。キッカーはエムバペではなくヴィニシウスだったが、ゴール右上に大きく外す。この失敗もあってか、試合終了直前に交代でベンチに下がった。
その後もお互いにゴール前までは迫るが得点は奪えず0-1、アグリゲートスコア2-2で90分終了。延長戦もお互いによく攻め、よく守り、得点は生まれず勝負はPK戦へ。
PK戦、アトレティコの2人目、アルバレスは軸足がスリップしてボールに触れてしまったという判断をされ、ゴール取り消しに。マドリーはルーカス・バスケスがストップされるも、5人目のリデュガーが気持ちで押し込んで2-4でマドリーが勝利。こういうのはVARの映像とかないのだろうか?
Arsenal - PSV
2-2 (Agg: 9-3)でアーセナルがベスト8進出
1st Legで6点のアドバンテージを持ってホームに帰ってきたアーセナルが先制する。6分、右サイドでボールをキープしたスターリングの内側のレーンでジンチェンコが受け、そのままドリブルで運んで左足一閃、ミドルシュートがゴール左隅に突き刺さった。対するPSVは17分、相手GKのキックを跳ね返し、バカヨコからティルに流して最後は中央のペリシッチにつなぎ、ペリシッチの技アリシュートで1-1に追いつく。しかし36分、右ワイドに張ったスターリングにボールが入り、スターリングは縦に突破してその勢いのまま速いクロスをあげ、ニアに走り込んだメリーノの空けたスペースにライスが走り込みヘッドで合わせて2-1。
PSVは70分にドリウィシがきれいなループシュートを決めて同点に追いつくが、アグリゲートスコア9-3でアーセナルの勝利。1st Legでの差が大きすぎた。
Lille - B. Dortmund
1-2 (Agg:2-3)でドルトムントがベスト8進出
5分、リールが自陣で奪ってから左サイドをイスマイリーが駆け上がりクロスをあげ、エース デイビッドが合わせてゴール。GKコバルはタイミングをずらされたのか、準備が不十分だった印象。その後も前半はリールペースで試合は進むが、ドルトムントも20分のCKでリールのゴールに迫るがリールDF、GKのがんばりもありネットは揺らせず。徐々にドルトムントに流れがくるも、1-0で前半終了。
後半に入って早々、51分にギラシがPA内で倒されてPKの判定。キャプテン エムレ・ジャンが落ち着いて決めてドルトムントが1-1に追いつく。その後は完全にドルトムントペースとなり64分、左サイドの高い位置で受けたリエルソンが中に切り込み、その外を回ったギラシへ。ギラシは寄ってきたバイアーとワンツーを狙うが、それにDFが釣られて寄せが甘くなりバイアーが右足を振り抜いてゴール。1-2、アグリゲートスコア2-3として一歩前に出る。リールはなんとかゴールを奪おうと攻めるが、ドルトムントはしっかりとブロックを敷いてスペースを与えずそのまま試合終了。
得点王争いをしているギラシはこの試合ではゴールこそなかったものの存在感は抜群で相手の脅威になり続けていた。今後の活躍にも期待。
おわりに
審判のジャッジに「???」と感じることが2つありました。
1つ目はアトレティコとマドリーのPK戦、アルバレスの件は物議をもたらすかもしれません。エビデンスを見たいところです。2つ目はリールvsドルトムントのPKとなったギラシが倒されたプレーは「え?あれはとらなくてこれはとるの?」と思ってしまいました。
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