以下のニュースを見て気になったので「神社本庁」について調べてみました。
神社本庁とは?
神社本庁のホームページにある「神社本庁のご案内 | 神社本庁」ページから抜粋します。
神社本庁は昭和21年2月3日、全国の神社の総意によって設立されました。これより先、昭和20年8月15日、我が国は連合軍のポツダム宣言を受諾して終戦を迎え、進駐してきた連合国軍総司令部は矢継早に日本改造に着手、その一貫として昭和20年12月15日に「神道指令」を発し、神社の国家からの分離を命じました。
そのため、当時民間の神社関係団体であった皇典講究所・大日本神祇会・神宮奉斎会の3団体が相寄り、新たに「神社本庁」を設けました。
要するに、戦後に行われた強制的な政教分離によって設けられた国とは関係ない=公的ではない機関だということですね。
Wikipediaからの抜粋も載せておきます。「神社庁」は都道府県ごとに置かれているのですね。
神社本庁は、神道系の宗教団体として日本最大であり、約8万社ある日本の神社のうち主要なものなど7万9千社以上が加盟している。都道府県ごとに神社庁を持つ。
前述の記事の中に補足説明があったので抜粋します。
神社本庁という名称からは、公的な機関であるかのように感じられるかもしれないが、民間の一宗教法人である。宗教法人には包括法人と被包括法人の二つの種類があり、神社本庁は包括法人になる。全国にある8万社近くの神社が被包括法人として神社本庁に加盟している。仏教宗派で言えば、神社本庁が本山で、各神社は末寺にあたる。
上記を図にまとめると以下のようになると思います。
神社本庁に加盟していない(離脱した)主な神社
前述の通り、「加盟制」なので加盟せずに独立した宗教法人である主な神社は以下の通りです。(Wikipediaより抜粋)
見てみると有名な神社が多いです。そして今回、鎌倉の鶴岡八幡宮も離脱するというのがニュースになっています。原因は神社本庁の内紛とか。。
おわりに
この記事では詳細には触れていませんが、Wikipediaをきっかけにいろいろと見ていくと、言い方が適切かどうかわかりませんが、「おもしろい」組織です。祀っているのは神様ですが、運営しているのは「人」なのでいろいろとあるようです。神社本庁に限らずほかの宗教でも同じようなものなのでしょう、きっと。気になる方はぜひご自身で読んでみてください。