「クリティカルミネラル」ということばを聞いて何を連想しますか?わたしは健康飲料を連想しましたが、まったく関係ありませんでした。ではなんだろう?ということで調べてみました。
クリティカルミネラルの定義
PwCの記事に詳しく説明されていますが、ポイントを紹介します。
クリティカルミネラルに日本語をあてると「重要鉱物」で、
経済・国家安全保障に不可欠かつ供給途絶の危険性が存在する鉱物
とアメリカの大統領令で定義されています。「鉱物」には「金属鉱物資源」だけではなくグラファイトなどの「非金属鉱物資源」も含みます。
レアメタルとのちがい
同種のことばでよく耳にするレアメタルとのちがいを説明します。ざっくり言うと、クリティカルミネラルの方がカバーする幅が広いです。
金属鉱物資源にはレアメタル、ベースメタル、貴金属が含まれており、レアメタルのすべてと、ベースメタルの一部がクリティカルミネラルに含まれます。
レアメタルとは?
では、レアメタルってなんでしょう?レアメタルの定義は資源エネルギー庁「レアメタル・レアアース(リサイクル優先5鉱種)の現状」に以下のように定義されています。ちなみにベースメタルは生産量が多く、さまざまな材料に使われる鉱物で、鉄やアルミニウムなどが含まれます。
「地球上の存在量が稀であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属」のうち、工業需要が現に存在する(今後見込まれる)ため、安定供給の確保が政策的に重要であるもの
レアアースとは?
さて、レアメタルの説明の中に出てきたレアアースについても説明します。
レアアースはレアメタルの一種で、下位に分類されています。現在34鉱種あるレアメタルのうちの1鉱種がレアアースです。レアアースを含むレアメタルは、ベースメタルとは異なり、産出量が少なく、需要に対して安定的な供給が難しい金属です。
まとめると
こんな感じかと。
おわりに
ニュースなどでよく出てくることばでしたが、詳細は理解できていませんでしたのでよい機会となりました。さいごに今回参照したいくつかのサイトのURLを紹介します。