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AFC U23アジアカップ ウズベキスタン戦の感想(2024年5月3日)

AFC U23アジアカップ ウズベキスタン戦の感想です。

前半総括

イラク戦から何名かスタメンの変更があった。コンディションを考慮しての部分が大きいのかもしれないが、山本を入れて藤田とダブルボランチにしてウズベキスタンの中盤に対抗する意図があったのではないかと思われる。

両チームとも前線からプレスをかけるため、なかなか中盤でボールを保持することができず、最終ラインからロングボールを蹴り合う展開。

日本は最終ラインが競り合いには負けないものの、ウズベキスタンにセカンドボールを拾われ、中盤の選手が自陣方向に向かった状態での守備が続く。完全に崩されることはなかったが、ミドルシュートなどで枠内に何度もシュートを打たれる苦しい展開。

それでもなんとか失点は免れ、0-0で前半を終える。日本はシュート1本と、完全にウズベキスタンペースの前半だったと言える。

後半総括

後半開始直後から日本は前線からのプレスをかけるもウズベキスタンにうまくいなされて、前線から人数をかけている分空いたスペースをカバーしきれず、またロングボールから何度もチャンスを作られる。一方でウズベキスタンも疲れが出始めて中盤がわりとルーズな展開になりお互いに縦パスが入ってゴールに直結するようなプレーが増えてくる。

60分、日本ベンチが動き、松木OUT→荒木IN、藤尾OUT→平河IN。しかしこの交代でも流れを変えることはできず、攻め込まれる時間帯が続く。

70分、日本ベンチがさらに動く。佐藤OUT→山田IN、山本OUT→川崎IN。この交代で右サイドにいた平河が左サイドに変わり、山田が右サイドに入る。この交代によって中盤の広大なスペースを川崎が埋めて、徐々に日本ペースになっていく。逆にウズベキスタンは運動量が明らかに落ちて足を攣る選手が目立つようになる。

荒木と相手GKの衝突による試合中断などによりアディショナルタイムは11分の表示。今大会は特に後半のアディショナルタイムを長くとる傾向があったので、選手もベンチも焦ることはなかったように思う。疲労の色が見えるウズベキスタンの選手たちの方が「長い」と感じたかもしれない。

そしてアディショナルタイムに入って早々に日本が待望の先制点をあげる。
高井が相手の不用意なトラップミスを見逃さずにボールを奪い、そのままの勢いで駆け上がり、相手を引き付けて藤田にボールを残す。藤田はダイレクトで荒木へ、荒木はダイレクトで足の裏を使って山田にパス、そして山田の外を高井が駆け上がる。DFが一瞬高井を意識して山田への寄せが甘くなったタイミングを逃さず、山田が左足を振り抜き、今大会これまで無失点だったウズベキスタンゴールをこじ開ける。

これで逃げ切りを意識した日本に対してウズベキスタンが死力を尽くしてゴールに迫る。そして、日本左サイドからのクロスボールの処理をミスした関根がハンドをとられ、PKとなる。しかし、ここで守護神小久保がPKをストップ!!!(夜中なのに思わず叫んでしまいました)

その後のウズベキスタンの攻撃もなんとかしのいで1−0で試合終了。日本が見事にAFCU23アジアカップで優勝を飾りました。

おわりに

U23日本代表チームのみなさん、優勝おめでとうございます!
この結果、パリ五輪の予選グループDに入ることが決定し、パラグアイ、マリ、イスラエルと対戦することになりました。いずれも一筋縄ではいかない国ばかりで、予選突破のためにはOA枠を含めてさらなるステップアップが必要そうです。

ひとり応援実況のツイートをまとめたのでリンクを貼っておきます。

togetter.com