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サッカーU23日本代表 国際親善試合 マリ戦の感想(2024年3月22日)

ちょっと時間が空いてしまいましたが、3月22日にサッカーU23日本代表は国際親善試合でマリと対戦し、1-3で敗れました。この試合の感想を書きます。

マリについて

試合の感想の前にマリについてほとんど知らなかったので少し調べてみました。(

【マリ編】5分で読めるアフリカの全て。観光から歴史、行き方まで! | ALL ABOUT AFRICA から抜粋)

位置はアフリカ大陸の左上部で周囲にはセネガルコートジボアールなどサッカー強豪国があります。それらの国々と同様にフランスの植民地であった歴史があります。今回日本に来ていたメンバーの多くがフランスを中心としたヨーロッパでプレーをしています。

マリ代表の著名な選手としては、かつてバルセロナに所属していたセイドゥ・ケイタや、セビージャなどで活躍しアフリカ年間最優秀選手にも選ばれたフレデリック・カヌーテなどがいます。

要するに、アフリカの強豪チームといって差し支えないと思います。

前半の感想

さて、本題の感想です。スタメンの印象は、大変申し訳ないのですがあまり知っている名前がいなくて驚きました。国際親善試合とはいえ五輪予選直前の試合なので、この時点でのベストメンバーということなのでしょうか?う〜ん。。よくわかりません。

前日に行われたワールドカップ予選の日本代表対北朝鮮のように、前半2分に町田ゼルビア所属の平河のゴールで日本が先制します。マリの選手に当たったボールがたまたま足元に入った感じでしたが、冷静にシュートにつなげられた平河の技術が光ったと思います。

その後も20分くらいまでは日本のペースで試合が進められていましたが、徐々にミスが増えはじめてリズムを崩し、決定的なミスから34分に失点。確かに川﨑のミスは致命的でしたが、いわゆる「ハマった」状態に近く、チーム全体としてのミスだと思いました。

後半の感想

後半の頭から細谷と染野を投入して攻撃陣にテコ入れします。結果として何度かゴール前まで行くシーンは増えましたが迫力と決定力を欠き、得点は奪えませんでした。そうすると徐々に流れはマリに傾きます。53分、左サイドで取り切れなかったボールを拾われて、ドリブルで中央に切り込まれてシュートを打たれ、キーパーが弾いたところを詰められて逆転されます。

このシーンもそうですが、全体的にボールを取りに行くときの「深さ」が足りないと感じました。アフリカやヨーロッパの身長の大きな選手は特にふところが深いので、なかなかボールを取りきれません。このあたりは遠藤や冨安などA代表のトップクラスの選手たちとの差が大きいところだと思います。

後半残り時間が少なくなるにつれ、普通なら運動量が落ちるとこですが、マリ代表の運動量はほとんど落ちず、常に中盤をコンパクトに保ちつづけていました。そのおかげで日本が入れる縦パスに対して強烈なプレッシャーをかけ続けることが可能となり、日本の攻撃の芽をつみ、逆に奪ってカウンター発動というリードしているチームの王道的な戦い方をされてしまいました。

つまり、完敗です。U23マリ代表はすばらしいチームでした。

おわりに

この結果が五輪予選じゃなくてよかったと思います。
ところで、U23日本代表の招集メンバーを見ていて思ったのですが、Jリーグのチャンピオンチームであるヴィッセルの選手がひとりもいませんでした。A代表もキーパーの前川だけ。違和感があるのはわたしだけでしょうか?