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<読書ログ>なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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読書ログです。
読書メモから読んだ本の感想、気になったところ、読んだ後のアクションを共有します。

書籍情報

  • タイトル:なぜ働いていると本が読めなくなるのか
  • 著者:三宅香帆

この本を読んだきっかけ

タイトルが気になって気になって仕方がなかったのですが、それがオーディオブックに登場したので早速聴きました。

こんな人におすすめ

本をあまり読めなくなった人に、、と言いたいところですが、そういう人がそもそもこの本を手に取って読むのか?という疑問はあります。ということで、本も読むけどスマホも手放せないという人におすすめします。あとは結構ディープな?読書史&労働史にも触れられているので、20代〜30代の人にとっては新鮮な内容も多いと思います。

気になったところ(3〜5個くらい紹介)

※オーディオブックの音声を聞き取って書いているので本書とちがっている部分がある可能性があることをご了承ください。

若者の読書離れという言説もまた、本を読んでいたエリート層の優越感を確認するための言説であることが指摘されている。

世間全体の意見として受け取っていたが、言われてみれば確かに「読む側」からの意見だということに気がついた。

整理すると「部屋」=「私的空間」をセイカすることが自分の人生が好転することに直結するというロジックが片付け本の主旨である。しかしそこには、本来部屋と人生の間にあるべき社会が捨て置かれているのだ。

なんか妙に納得した。片付け本はわりと好きな方だが、確かに部屋と自分自身以外のことにはあまり触れられていないように思う。

労働で自己実現を果たす時代

2000年代について述べている第八章の章題。"仕事で自己実現"という考え方が自分の中にも強くあったと思う。今の大学生や20代の人たちには理解しにくいものかもしれない。

たとえば欧州に赴任した日本人は、帰国後、意図的に労働時間を短くする傾向にあるという。

欧州じゃないけど私もそう。周りもそう。

そういった日本にあふれている全身全霊を信仰する社会をやめるべきではないだろうか。
半身こそ理想だとみんなで言っていきませんか。
それこそがトータルワーク、そして働きながら本が読めない社会からの脱却の道だからである。

この”半身”という表現はあまり好きになれないのだが、意図していることには賛同。

アクション

  • 「すきま時間に読書」ではなく、「読書する時間」を1週間に1時間つくる
  • 読書ログや読んだ本の紹介を続ける

おわりに

「こんな人におすすめ」でも書いたが、この本を読む時間がある人はこの本を読まなくてもいい人かもしれない。。

オーディオブックで聴きたい方は以下のリンクからどうぞ。

なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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