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UEFAヨーロッパリーグ 準々決勝 1st Leg - ボデ vs ラツィオ ふりかえり

UEFAヨーロッパリーグ 準々決勝 1st Leg ノルウェーのボデ・グリムトとイタリアのラツィオの対戦のふりかえりです。

Bodø/Glimt 2 - 0 Lazio

2-0でボデの勝利。失礼ながら意外な結果だが、圧倒的にすばらしいサッカーを見せた。

ボデのホームは気温1℃の極寒。ピッチは人口芝という、ラツィオにとっては普段とはかなり違う環境での試合となる。1日前に現地入りしたとはいえ、フィジカル面で大きな負担があったのではないだろうか。

試合開始直後からボデが巧みにプレスをかけてボールを奪いショートカウンター気味に何度もラツィオゴールに迫るが、GKマンダスが再三のファインセーブでラツィオゴールを死守する。ラツィオはボデのプレスを回避してなんとか敵陣にボールを持ち運ぶが、センターラインはボデのブロックがしっかり閉じており、外回りをせざるをえない状況でなかなかチャンスを作れない。それでも時折見せる思い切ったサイドチェンジからアウトサイドで1対1の局面を作って、個の能力で質的優位を作ろうとするがそれでも粘り強く守るボデDFの前にシュートまで持っていくことができない。前半は完全にボデの支配下でゲームは続き、0-0で折り返す。

後半開始からラツィオはいいようにやられていた右サイドバックのヒサイに変えてラッザリを投入、また、まったくボールに関与できていなかったトップのディアに変えてデレ=バシルを投入して巻き返しを図る。しかし開始早々、ボデが先制点をあげる。左サイドから攻撃をしかけたラツィオだったがボールをロストしてボデのカウンターが発動。エヴイェンがぽっかり空いた中盤でボールを受けて敵陣ペナルティエリア付近までドリブルで持ち運び左サイドで待つハウゲに渡し、得点ランクトップのホウがDFを押し込んだところに空いたスペースに入ってきたブロンベルクに差し込み、さらに走り込んできたサルトネスへラストパスが通り、落ち着いて流し込んでゴール。見事としか言いようがないカウンターからの崩しとゴールだった。

ラツィオは選手交代などでなんとか流れを変えようとするが、ボデが運動量でもプレーの質でも上回り続け、69分、左のサイドバックにポジションを変えていたハウゲがドリブルで持ち運んでボランチの脇のスペースを突き、個人技で1人かわして1人を引き連れて、引き出されたDFの裏のスペースへループパス。走り込んだサルトネスがまたも決めて2-0。その後もボデは何度もゴールを脅かすが、ラツィオGKのマンダスが死守してなんとか2失点で試合を終えた。「2失点で終えた」ことだけがラツィオにとってよかった点だと言える。2nd Legに希望がつながった。

おわりに

すばらしいとしか言いようのないサッカーを見せたボデは本戦出場のPOから通算でホームで8戦7勝とホームで圧倒的な結果を残していましたが、今回もその通りとなりました。2nd Legでも同じクオリティのプレーができれば、とは思いますがなかなかそうはいかないでしょうし、ラツィオの熱狂的なサポーターの後押しもあるので楽しみです。

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