「変わらないね」と言われてどう感じるか?について書きます。
いい曲です
宇多田ヒカルの「Automatic (2024 Mix)」を聴きました。オリジナルは1998年のリリースですが今でもはじめて聞いたときの衝撃ははっきりと覚えています。
歌を聞いていくと、熟成した艶っぽさを感じる部分と、リリース当初と変わらないなと感じる部分がありました。どちらにしても変わらず「いい曲」です。
ところで、「変わらないね」と言われたらご本人はどういう気持ちになるのでしょうか?
いい意味にもよくない意味にもなる「変わらないね」
「変わらない」=「成長してない、停滞している」ともとれますし、「変わらない」=「以前も今もすばらしい」ともとれます。
文脈や言い方、声のトーンなどによって言われた人が受ける印象がちがうので一概には言えないのですが、いい意味にもよくない意味にもなりえることには注意が必要です。
変えたいものと、変えたくないもの
では受け取る側がどう感じるのかを考えます。
言われたものに対して自分がどう思っているかによって変わるのだと思います。
自分が「変えたいもの」について「変わらないね」と言われたら嫌な気分になるでしょう。逆に自分が「変えたくないもの」について言われたらうれしく感じるでしょう。
また、同じことに対してでも時と場合によって受け取り方が変わることもあります。たとえば中学校の同窓会で久しぶりに会う人に「変わらないね〜」と言われたとします。20代だと「子どもっぽい」などネガティブに受け取られるかもしれません。でも30代だと「若々しい」などポジティブに受け取られるかもしれません。
相手がどう受け取るか
「変わらないね」をとりあげて書いてきましたが、ほかのことばでも同じことが言えると思います。
自分は良かれと思って言ったことばでも、相手が好意的に受け取ってくれないかもしれないこともあるということです。とはいえ、気にしすぎると何も言えなくなってしまいますが、相手との間柄や立場や場所など、いろいろ事前に考えたうえで発言をするようにした方がよさそうです。
おわりに
最近、久しぶりに顔を合わせる人や、ずっとリモートで直接会ったことがなかった人とはじめて直接会うことが増えてきているので、特にそういうときは気をつけないといけないなと思いました。