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読書ログです。
読書メモから読んだ本の感想、気になったところ、読んだ後のアクションを共有します。
書籍情報
- タイトル: 嫌われる勇気
- 著者: 岸見一郎,古賀史健
作品紹介
Amazon商品ページより抜粋:
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】
世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、
対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、
現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。
本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、
哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。
著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、
臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。
この本を読んだきっかけ
昔、紙の本で読んだことがあるはずだが、内容をリマインドしようと思って手に取りました。
こんな人におすすめ
アドラー心理学に興味を持ち始めた人、長年アドラー心理学に師事している人に特におすすめです。そうじゃなくても読んで時間は無駄にならないと確信します。
気になったところ(3〜5個くらい紹介)
※オーディオブックの音声を聞き取って書いているので本書とちがっている部分がある可能性があることをご了承ください。
アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定します。承認欲求を否定する。他者から承認される必要などありません。むしろ承認を求めてはいけない。ここは強く言っておかねばなりません。
これは覚えてた。そして今回も腑に落ちない感じ。。自分はやはりどこかで承認欲求が満たされることを求めているように感じる。
そして、他者の課題には介入せず、自分の課題には誰1人として介入させない。これは具体的で、なおかつ対人関係の悩みを一変させる可能性を秘めた、アドラー心理学ならではの画期的な視点になります。
やってみた。そうすると、他人に対する興味関心があまりなくなり、気持ち的にはちょっと楽になれたような気がする。でも本当にこれでいいのか?という気がして仕方がない。
ここはしっかりと理解してください。他者の期待を満たすように生きること。そして、自分の人生を他人任せにすること。これは自分に嘘をつき、周囲の人々に対しても嘘をつき続ける生き方なのです。(中略)課題を分離することは自己中心的になることではありません。むしろ、他者の課題に介入することこそ、自己中心的な発想なのです。
最後の一文は、確かにその通りだと感じた。その前の部分もことばではわかるのだが、なぜ周囲の人々に対しても嘘をつき続けることになるのかがわからない。
銀行はその担保の価値に対してそれではこれだけお貸ししましょうと貸し出し金額を算出する。あなたが返済してくれるのなら貸す、あなたが返済可能な分だけ貸すという態度は、信頼しているのではありません。(中略)これに対して、対人関係の基礎は信用ではなく信頼によって成立しているのだと考えるのがアドラー心理学の立場になります。その場合の信頼と、他者を信じるにあたって一切の条件をつけないことです。たとえ信用に足るだけの客観的根拠がなかろうと、信じる担保のことなど考えずに無条件に信じる。それが信頼です。
いやー、他人を信頼するってのはなかなか難しいと思う。家族ならなんとか・・・かな。でも誰でもかれでも信用するというのは危険すぎではないだろうか?
アクション
- 家族の課題には介入はしないが、課題解決への手助けをするようにする。
おわりに
「人間の悩みはすべて対人関係に由来する」というのもアドラー心理学の考え方です。言い過ぎでは?と思いましたが、突き詰めると確かにそうなのかもしれません。1人で生きていて誰とも接しないのであれば悩みは減るんでしょうか?
オーディオブックで聴きたい方は以下のリンクからどうぞ。
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