UEFAヨーロッパリーグ Round of 16の展望です。2回に分けて書きます。
日程(日本時間)
1st Leg: 3月7日(金)、試合開始は02:45または05:00
2nd Leg: 3月14日(金)、試合開始は02:45または05:00
展望
※左側がPOを勝ち上がったチームで、1st Legのホームチーム
Real Sociedad - Man Utd
POでは攻撃陣が大爆発をしたソシエダと、何かと話題の多いマンUの対戦。
ソシエダはリーグ戦やカップ戦も含めて勝利したときはよい内容が多いが、負ける時は完敗という出入りの激しい状況が続いている。要するに安定していない。久保はチームよりはコンスタントによいプレーをしているように見えるが、結果としてはチームと同様によい時とそうでない時のムラがあるように感じる。
一方のマンUは監督がアモリムに交代して、そのこと自体がカンフル剤のようによい方向に機能していたが、その効果も薄れてきており、特に最近は負けが多い印象。
両チームとも波があるチーム同士の戦いなので、この対戦にピークを合わせられるかどうかが重要なポイントになるだろう。
FCSB - Lyon
POではPAOKをホーム、アウェイ共に勝利して完勝で勝ち上がってきたFCSBとリーグフェーズは4勝1敗3分と安定した成績を残したリヨンの対戦。
FCSBは個人的に大注目のチームだが、ここ3ヶ月でリーグフェーズMD8でマンUに敗れた意外は無敗である。ヨーロッパリーグでは堅守速攻を余儀なくされているがそれで結果を残しているので選手もサポーターも不満はないだろう。Round of 16でもそれが通用するかが注目だ。
一方のリヨンはヨーロッパリーグでは安定した戦いを見せたが、リーグ戦では浮き沈みが激しい印象だ。しかし先週のPSG戦で見せたような粘りがこのチームの特徴と言えるだろう。試合展開としてはリヨンが攻める時間が長いと思われるが、早い時間帯に得点できるかどうかが鍵を握るだろう。
Fenerbahçe - Rangers
リーグフェーズでは奮わずぎりぎりPOに進出したが、POではアンデルレヒトを圧倒したフェネルバフチェと、ストレートインに滑り込んだレンジャーズの対戦。
フェネルバフチェは得点力が魅力で、エン=ネシリが6得点と好調。タディッチ、ジェコのベテラン勢もそれぞれ得点をあげており、ここ一番での決定力はまちがいない。ただ、主力選手が出場停止なので、名将モウリーニョの手腕がポイントだ。
レンジャーズはPO期間中あまりよい状態は保てていない。リーグ戦、カップ戦ともに取りこぼしと言える負けがあり、リーグ戦ではセルティックの独走を許してしまっている。とはいえ、乗ったときの攻撃陣の破壊力は折り紙つきで、デセレスをセンターに据えてチェルニー、イガマネが4得点ずつ取っている。観る側としては打ち合いになったらお互い複数得点になりそうで楽しみだ。
AZ Alkmaar - Tottenham
POでガラタサライを1st Legの圧勝で沈めて勝ち上がってきたAZと、不安定ながらも結果としてはストレートインしたトッテナムの対戦。リーグフェーズでは0-1でトッテナムが勝利している。
AZは直近の5試合で3勝2分と好調。ELではパロットとマイナンスが4得点ずつ取っているが、毎熊も2得点とよく言えばどこからでも点をとることができるチーム。個人的にはファンボメルに帰ってきて欲しいところ。
トッテナムは相変わらず浮き沈みの激しい状況が続いている。ポステコグルー監督の特徴だろうか。。直近の5試合は2勝3敗。リーグでの順位は12位と、とても満足のできる状況ではない。それでも孫興民をはじめ、タレントは揃っているので本来の実力を発揮できるかどうかがポイントだ。
おわりに
いよいよノックアウトフェーズのスタートです。
CLと比べるとELの方が偏りがない印象です。リーグフェーズでも感じましたが、ELの方がチームの実力差が小さいと思うので、戦術や戦略によって結果が大きく変わるかもしれません。監督の手腕にも注目です。
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