Study After School 〜学校じゃ教えてくれないこと〜

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UEFAヨーロッパリーグ Round of 16展望 その2

UEFAヨーロッパリーグ Round of 16の展望の2回目です。

その1もあわせてご覧ください。

studyafterschool.hateblo.jp

日程(日本時間)

1st Leg: 3月7日(金)、試合開始は02:45または05:00

2nd Leg: 3月14日(金)、試合開始は02:45または05:00

展望

※左側がPOを勝ち上がったチームで、1st Legのホームチーム

Viktoria Plzeň - Lazio

POでフェレンツヴァーロシュを怒涛の3得点で沈めたプルゼニと、リーグフェーズはMD2からずっと首位をキープしたラツィオの対戦。
プルゼニはリーグフェーズで無得点だった試合が1試合、しかもスコアレスドローということで、ほぼ毎試合得点を奪っている。しかし失点も多く得失点差はわずかに1だった。それでも勝ち越しているので、失点してもあきらめずに粘り強く戦うチームだ。ポゼッションは4割程度と低く、相手に持たせて奪って素早く攻撃につなげるのが特徴だ。またPOでのホームでの戦いはサポーターを勇気づけるもので、ラツィオ相手でもひるむことなく戦えるだろう。
ラツィオはMD8でブラガに敗れたあと、2勝1敗2分の成績。直近3試合は2分1敗とやや元気がない。今週末のミランとの戦いも落としてはならない試合で、ここで勝って弾みをつけてプルゼニ戦に挑みたいところだ。
ラツィオがボールを支配する展開になるだろうが、競った展開になったらボデにも十分に正気はありそうだ。

Bodø/Glimt - Olympiacos

POでトゥウェンテとの死闘を制して勝ち上がってきたボデと、並いる強豪を抑えて7位でR16に勝ち進んだオリンピアコスとの対戦。
ボデは黄色のユニフォームのせいか、特に攻撃時の迫力があるように感じる。それはさておき、リーグフェーズはPOも含めていずれも接戦となったが、意外と言っては失礼だがポゼッション率は54.1%となっておりボールを保持する傾向があると言える。
オリンピアコスのポゼッション率は 49.75%とこちらもそれなりにボールを持つ時間があるチームと言える。どの位置でボールを保持するかによってポゼッション率の意味するところが大きく変わるが、どちらも奪ってロングボールだけ、ということではないことはわかる。オリンピアコスの最大の特徴はリーグフェーズ8試合で得点がわずか9であること。しかも3-0での勝利が2試合あったので、残り8試合で3得点しかしていないにもかかわらず、R16にストレートインした。反対に失点はわずかに3点と、守備の堅さがストロングポイントと言える。1点の重みを感じる試合になりそうだ。

Ajax - Frankfurt

POを延長戦の末ユニオンを破り劇的な勝利で勝ち抜いたアヤックスと、リーグフェーズ5位のフランクフルトの対戦。
アヤックスはユニオン戦はかなり苦戦したものの、リーグ戦は5連勝中と悪くない状況。アヤックスらしく、ゴッツ、フィッツジム、テイラーらの若手が活躍しており、彼らが実力通りの活躍を見せられれば大量得点も見えてくる。
フランクフルトは得点源であったマーモウシュがマンCに移籍してしまい、その穴を埋められるかどうかが鍵を握るだろう。先週のバイエルン戦は0-4で敗れ、伊藤の初ゴールも献上してしまった。今週末は勝点差2のレバークーゼンとの対戦を控えており、気が休まる暇がない状況だ。

Roma - Athletic Club

PO 2nd Legをディバラの活躍で制したローマと、ウィリアムズ兄弟擁するビルバオ(アスレティック・クルブと呼んでもらいたいとのことだがここではビルバオと記載する)の対戦。リーグフェーズの初戦で対戦した際はローマのホームで1-1のドロー決着だった。
ローマはリーグ戦では直近5試合を4勝1分と好調をキープ。順位も9位、CL圏内まで勝点9差まできた。ELでは得点がなかなか奪えない印象だが、リーグフェーズMD8までの10ゴールのうち半分の5ゴールがDFの得点だった。しかしPOに入りディバラが2ゴールをあげ、FW陣の奮起が伺える状況だ。ウズベキスタン代表のショムロドフも1ゴールをあげているが、選手のモンツァ戦でもゴールを上げており、ビルバオ戦での活躍にも期待したい。
ビルバオは圧倒的な力を見せてリーグフェーズを突破した、という印象だったのだがスタッツを見るとそれほど圧倒的でもない。ただ、「負けない」ことに特化したチームのように思います。リーグ戦での13勝3敗9分という成績が物語っている。そしてサン・マメスでのホームゲームのアドバンテージを考えると、ローマにとっては1st Legでの勝利が必須となるだろう。

おわりに

スタメンを見比べてみると、リーグフェーズとノックアウトフェーズで結構変わっていて驚きます。主力メンバーの移籍で力を落とすチームもあれば、逆に移籍でチーム力を上げるチームもあり、また、システムを変えたチームもあります。このようにチームが変化していくことも楽しみのひとつだと思います。

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