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UEFAチャンピオンズリーグ決勝の感想

UEFAチャンピオンズリーグ勝戦ドルトムント vs レアル・マドリードの感想です。

前半総括

まずスタメンについて。
準決勝の2ndレグとの比較で、ドルトムントはメンバー、フォーメーション共に変わらず。一方、レアル・マドリードは中盤のチュアメニが負傷のためカマヴィンガが入り、これまでCLはずっとゴールマウスを守ってきたルニンがインフルエンザのためクルトワが入る。

試合開始〜15分くらいまではお互いに固い入りで、お互いの出方を伺う展開。その後、フンメルス→アディエミへのスルーパスからの決定機以降、ドルトムントがペースを握り、レアルにボールを持たせておいて奪ったあとに速い、かつ人数をかけたカウンターを発動。何度もレアルゴールを脅かすが、クルトワの好守に阻まれる。

特に22分ヒュルクルクの抜け出しから右ポストに当たったシュート、29分のレアルのCKからのカウンター、40分のザビッツァーのミドルシュートは見どころだった。このうちの1つでもゴールネットを揺らしていたら試合の結果は変わっていたかもしれない。

一方のレアルは右サイドをカルバハルとバルベルデのコンビで何度か切り裂くが、ゴール前に詰める選手がいない。ヴィニシウス、ベリンガム、ロドリゴらは完全に抑え込まれていた。

後半・全体総括

ハーフタイムでの選手交代はなし。フォーメーションという意味ではレアルはロドリゴをセンターに置くことでドルトムントセンターバックを押し下げる狙いがあったと思われる。

フォーメーション変更が功を奏した結果、前半は完全に沈黙していたレアルの攻撃陣が徐々にボールを触る回数を増やしていき、FKやCKが増えていく。キッカーはクロース。48分のFK、49分のCKといずれもドルトムントゴールを脅かす。

その後、ロドリゴが前半と同様に右サイドに張るようになり、ベリンガムとバルベルデの2枚で相手センターバックのビルドアップにプレッシャーをかけるようになり、ドルトムントはリスクを避けてロングボールが増える。それを拾われてまた攻められるというよくない展開。それでも62分に再び決定機を迎え、アディエミからのセンタリングに合わせたヒュルクルクのダイビングヘッドが枠をとらえるが、クルトワに防がれる。

一進一退の攻防が続いていたが、73分についにレアルが先制する。前半から数えて6本目の左サイドからCKでニアに走り込んだカルバハルが頭で合わせてボールはゴールネットに吸い込まれていく。まさに練習通りといったところ。

こうなると完全にレアルのペース。攻め上がらざるを得なくなったドルトムントをいなしつつ、個の力が発揮されていく。76分のヴィニシウス→カマヴィンガ→ベリンガムのシュートはドルトムントの守備陣の寄せで事なきを得る。その後のクロースのFK、カマヴィンガのミドルシュート、ナチョのヘディングシュートなどレアルの鋭い攻撃は守護神コベルのセーブで防ぐ。

しかし、82分、ドルトムントに痛恨のミス。自陣深い位置でのマートセンの横パスをベリンガムが奪ってヴィニシウスへラストパス。ヴィニシウスが冷静にゴール右サイドネットにシュートを決めて追加点。ゴールが決まる前からベリンガムが喜んでいるのが印象的だった。

ドルトムントは諦めずに点をとりに行くが、ゴールネットを揺らしたヒュルクルクのヘッドはオフサイド判定。最後まで諦めない姿勢を見せたのはさすがドイツのチーム、ゲルマン魂を見た気がした。

おわりに

リアルタイムは日本語実況で見てましたが、英語実況で見直していたら40分ごろにドルトムントのシュローターベックにイエローカードが出されたときに"Yellow Carded"と言ってました。なるほどね。

応援実況ではないですが、つぶやき実況していたのでリンクを貼っておきます。