Study After School 〜学校じゃ教えてくれないこと〜

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効率と能率に関する戯言

「効率」と「能率」ってどう違うんだろう?と思い、調べた結果とそれに対して感じたことを書きます。

きっかけ

手帳売り場で能率手帳を見て、「効率化」ということばは仕事上嫌というほど目にも耳にもするけど、「能率化」は馴染みがないな、と思いました。と、同時に「なぜ効率手帳じゃないのか?」という疑問を持ちました。

効率と能率の意味

大辞林で調べてみました。

効率
①機械作業などをする際に,その仕事量とそれを行うのに要したエネルギー量との比。「熱━」
②(費やした労力に対する)仕事のはかどりぐあい。仕事の能率。「━のよい作業方法」

能率
①一定の時間内にすることのできる仕事の割合。仕事のはかどり具合。効率。「仕事の━を上げる」「━よく働く」
②〘物〙→モーメント③に同じ。

調べた結果、双方の意味に双方のことばが出てくるというよくわからない結果となりました。

が、第一義だけを比べるとちょっと違いがあります。
「効率化」は、あるタスクを行うのにできるだけ労力(エネルギー)をかけずにできるようにするということで、かかる時間は気にしません。
一方、「能率化」は、ある一定の時間内にできるだけ多くのタスクをこなせるようにするということで、労力(エネルギー)は気にしません。

結論?

ことばの意味においての違いはよくわからなかったのですが、ひとつ気がついたことがあります。
それは、何にフォーカスするのかを意識するとよさそう、という点です。
漠然と「効率よくしたいなぁ」と考えるのではなくて、「とにかく手数を減らそう」とか「今よりも短い時間で完了できるようにしよう」といった、より具体的な考え方をすると行動するまでが早くなるのではないかと。

おわりに

いろいろ書きましたが、実はたどり着く行動は同じかもしれません。
前述のように「手数を減らそう」と労力(エネルギー)にフォーカスした結果、おそらくそのタスクを完了させるまでの時間は短くなっているでしょう。「短い時間で完了できるようにしよう」と思ったら自動化とかを考えるでしょうから、結果として労力(エネルギー)が少なくて済むでしょう。(そうではないケースもあるでしょうが)
結局、効率でも能率でもどっちでもよくて、そういうことを考えるかどうか、が一番大切なのかな。以上、戯言でした。