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コパ・アメリカ2024 決勝 アルゼンチン vs コロンビアの感想

コパ・アメリカ2024 決勝、アルゼンチン vs コロンビアの感想です。

アルゼンチン🇦🇷 1ー0 コロンビア🇨🇴

まずは結果から。延長戦の末、アルゼンチンが1ー0でコロンビアを下し、連覇達成!カタールワールドカップ2022の優勝から2年が経ったが、まだまだその強さは健在。2026年に向けてはメッシの去就が気になるところだが、今大会で大爆発したラウタロ・マルティネスやアルバレスなど攻撃陣はタレント揃い。メッシのようなスペシャル・ワンがすぐに出てくることは考えにくいが、総合力ではかなり高い状態を維持しそうだ。

前半

ここからは試合の様子と感想。

前半はコロンビア優勢。特に6分のハメス・ロドリゲスのループパスから右サイドのアリアスがヘッドで折り返して走り込んできたコルドバがシュート。ゴールわずか左にそれてポストを掠める。その後20分くらいまでは完全にコロンビアペースで試合が進む。前線からのプレスでアルゼンチンはなかなかボールを前に運ぶことができない。この時間帯のコロンビアは素晴らしかった。あのアルゼンチンですらボールを前に進めることすらできないなんて。

しかし20分過ぎにメッシが決定機を迎えるが、味方のアルバレスに当たってしまいゴールまで届かず。これで流れが変わり、アルゼンチンも前からボールを奪いに行くようになり、一進一退の攻防が続くも0ー0のまま前半は終了。

35分、メッシにアクシデント。ドリブルでしかけたボールが少し長くなったところを無理に折り返そうとして右足首を強く捻って悶絶の表情。普段あまり痛がらないメッシなだけに心配されたが、その後試合には戻った。

後半

前半以上に、失点を恐れてリスクを負わない攻防が続く。

コロンビアはCKやFKでハメス・ロドリゲスの正確なキックで何度もチャンスを演出するがゴールにはつながらず。アルゼンチンも時折ショートカウンター気味の速攻でゴールに迫るもこちらもゴールにはつながらない。

そんな中、66分にメッシが負傷で交代。メッシはベンチで号泣。アルゼンチンはさらに72分に右サイドバックのモンティエルも負傷で交代を余儀なくされる。この時間帯、アルゼンチンに疲労の色が見えたが、コロンビアはそうでもなく見えた。

双方、チャンスは作るものの攻撃の枚数不足でゴールは生まれず、0ー0のまま終了。試合は延長戦へ。

延長戦

コロンビアは後半終了間際に2枚交代したが、延長戦開始時にハメス・ロドリゲスを下げてキンテーロを投入。

延長前半の立ち上がりはアルゼンチンペースで、94分のニコラス・ゴンサレスのシュートは決定的だったがGKバルガスが防いだ。アルゼンチンペースの中、さらに3人交代で勝負を決めにくる。アルバレスを下げてラウタロ・マルティネス、マック・アリスターを下げてパレデス、エンソ・フェルナンデスを下げてロ・チェルソを投入。これで一気に流れが傾くかと思われたが、中盤がルーズになってきていたこともあり、自陣ゴール近くの深い位置からロングカウンターの応酬の様相。しかしゴールには結び付かず延長前半が終了。

延長後半開始で今度はコロンビアが勝負に出る。ルイス・ディアスを下げてボルハ、アリアスを下げてカラスカル、レルマを下げてウリベを投入。ここで感じたのはアルゼンチンとコロンビアの選手層の厚さのちがいだ。やはりアルゼンチンの方が交代選手の質が高いように感じた。

そして112分、ついにアルゼンチンが先制する。自陣ハーフライン付近でパレデスがボール奪取に成功し、すぐにラウタロ・マルティネスへ。ラウタロ・マルティネスからデ・パウルに預けたボールが少しそれてパレデスが拾い、ぽっかり空いたコロンビア陣の真ん中に立ったロ・チェルソにパス。ロ・チェルソからワンタッチで右サイドのスペースにパスが出て、走り込んできたラウタロ・マルティネスがGKの顔面付近を狙ったシュートをバルガスが触れず、ボールはゴールへ。この場面でGKの顔めがけてシュートを打てるのは精神的にかなり強くないとできないと思う。セリエAで3シーズン連続で20得点以上取っているゴールゲッターならではだ。ほんとにすごかった。

その後、コロンビアもかなり粘って決定的なシーンも何度かあったが、なんとか守り切ってアルゼンチンが1ー0で勝利したが、116分にアルゼンチンは代表引退を表明しているディ・マリアを下げて、同じく代表引退を表明しているオタメンディを投入。戦略的な交代だったのだとは思うが、どうしても粋なはからいに見えてしまった。とてもよいシーンだった。

おわりに

アルゼンチンが優勝しましたが、コロンビアの方が少なくともスタメンでは実力的に勝っていたように思います。個々の選手の質の面で上回っているポジションも複数ありました。ハメス・ロドリゲスが6アシストと最多アシスト記録を塗り替えMVPも受賞しましたが、ハメス・ロドリゲスなしでどこまでやれるチームになるのかもポイントかなと思います。

ところで、試合開始時間が大幅に遅れていました。理由は定かではありませんが、一部メディアによるとチケットを持っていない観客が大量に押し寄せたことが原因で観客の入場に想定以上の時間がかかったとのこと。これは2026年までにしっかりと改善してほしいところです。あと、通常、ハーフタイムは15分とルールで決まっているはずですが、決勝戦のハーフタイムショーは25分でした。これもどうなの???という感じです。運営面で不安の残る大会になってしまったように感じます。

さて、これでコパ・アメリカも終わり、EUROも終わり、プチ燃え尽き状態になっています。すぐオリンピックが始まるので、そこに向けて心身ともにコンディションを整えて行きたいと思います。

 

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