Study After School 〜学校じゃ教えてくれないこと〜

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平均寿命と平均余命を比べてみた

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先日ライフプランという記事を書きました。たまたまこのライフプランについて人と話す機会があり、「何歳まで生きるか」という話をしました。その話をしている中で話題になった「平均寿命」と「平均余命」についてまとめます。

平均寿命と平均寿命

まず、定義を確認します。
大辞林によると以下のように説明されています。(今回の説明に関係のある部分のみ抜粋)

【平均寿命】へいきんじゅみょう
零歳の者があと平均何年生きられるかを示した数。生命表から得られる。

【平均余命】へいきんよめい 〔「へいきんよみょう」ともいう〕
ある年齢の者があと平均何年生きられるかを示した数。生命表から得られる。零歳における平均余命を平均寿命という。

この違い、覚えておきましょう。
意外と差があるのです。
では、次は具体的にどのくらいの差があるのかを示します。

主な年齢の平均余命と傾向

以下のグラフは主な年齢の平均余命|厚生労働省の平成21年のデータから作成したものです。
yomei_jumyo1
yomei_jumyo2
例えば30歳の平均余命は以下の通りです。

男性: 50.37年(80.37歳) - 平均寿命との差: 0.78歳
女性: 57.00年(87.00歳) - 平均寿命との差: 0.56歳

平均寿命の方が少し長いです。年齢を重ねるごとにこの差は広がる傾向にあります。
この他に全体として以下のような傾向があると思います。

  • 絶対値としては女性の方が長生きする
  • 年齢を重ねるに連れて男性の方が平均余命が長くなる割合が大きくなる
  • 60歳を過ぎた辺りから平均寿命よりも長生きする割合が大きく増え始める

おわりに

ライフプランを作っている途中ではこの違いを意識する必要はないかもしれません。
でも老後の資金計画を考える際にはこの違いを考慮にいれた方がよいと思います。
80歳まで生きるという前提で80歳までに必要な資金のみ準備していたら思いのほか長生きしてお金が足りない!なんてことにならないためです。