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タスク管理と自分の関係 〜 「タスク管理」を考えるきっかけとその目的

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Start / jakeandlindsay

前回はタスク管理をどう考えるか?について書きましたが、その中で目的を明確にすることの重要性について述べました。
今回はタスク管理を考えるきっかけと目的について2回に渡って書きます。
1回目は私自身の3つのきっかけとそれぞれの目的について書きます。

3つのきっかけとそれぞれの目的

私にはこれまでタスク管理を考える3つの大きなきっかけがありました。
その時の経験を紹介します。
いずれも多くの方が経験することだと思いますので、参考にしていただければ幸いです。

1.結婚

はじめのきっかけは結婚でした。
結婚して、いい意味でも悪い意味でも「自分一人のために自由にしていい時間」が減ったように感じました。
それまでは自分だけの都合に合わせて(流されて)やりたいことをやりたい時にやっていましたが、結婚後はそのやり方では「時間が足りない!」と思うようになりました。
妻の都合に合わせたり、2人のための時間が増えたりするので当然です。
この「時間が足りない!」感を何とかしたい、自分の自由に使える時間を増やしたいというのが動機でした。
しかし時間を増やすことはできないので、どうやったら自由にならない時間を減らせるか?と考えたところ、「タスク管理」にぶつかったのでした。
ここでの「自由にならない時間」は日々の生活の中でやるべきこと・やらないと困ること、を実行する時間を指しています。

まとめると、はじめのきっかけは「結婚」で、目的は「やらないといけないことを効率よく実行して、それにかかる時間を圧縮すること」でした。

2.昇進

2つ目のきっかけは昇進です。 昇進して組織内のある部分を任せられるようになりました。
それ以前は自分のことだけやっていればよかったのが、急にチームのメンバーの成果にも責任を持たなければならなくなって、それまでやっていなかった状況確認や調整をしなければならなくなりました。
その結果、仕事量が自身のキャパシティを超えてしまい、自身がボトルネックになってチームが機能不全の状態に陥ってしまいました。
このことがきっかけで「チームを止めないために、まず何をしなければならないのかを把握したい」と強く感じ、「じゃあどうすりゃいいのさ?」と考えていると再び「タスク管理」に行き着きました。
この時からGTDのフローをかなり意識するようになりましたが、「やるべきことは何か?」「やらないと何が起きるか?」の2点に極端にフォーカスしていたので、今思えばかなり歪んだやり方だったように思います。(それでもその時の状況を打開する大きな力になりました)

まとめると、2つ目のきっかけは「昇進」で、目的は「チームを止めないために自分がやるべきことをやるべきタイミングで漏れなく実行すること」でした。

3.娘の誕生

3つ目のきっかけは娘の誕生です。
どこの家庭もそうだと思いますが、子どもが生まれると生活が子ども中心に一変します。
うちもそうですが、3つ目のきっかけは娘が生まれた直後ではなく、妻が復職したことでした。
復職する前は娘の面倒はもちろん家事も大半は妻が頑張ってやってくれていました(感謝!)が、復職後はそういうわけにはいかず、いろいろとやらないといけないことが増えました。
また、妻の勤務時間は1時間前にシフトしていて、かつ娘と一緒に寝るようになったので、下手をすると朝の数十分しか顔を合わせないという状況でした。(こういう状態が日常のご家庭もあるかと思いますが、私にとってはこの状態は好ましいとは思えませんでした)
そんな状態に不満を持ち「娘のため、家族のための時間を増やしたい」と思い、ここでもまたタスク管理に辿り着きました。
これまでと違うのは、「役割」と「本当に大切なことはなんなのか?」を強く意識しはじめたことです。「7つの習慣」の中であまりピンと来なかったところが自分の中でカチッとはまった感じがしました。

まとめると、3つ目のきっかけは「娘の誕生」で、目的は「私にとって最も大切な家族との時間を増やすこと」でした。

おわりに

今回は私自身の経験について書きました。
これからもこのようなきっかけはあると思います。大切なのはこのようなきっかけをとらえて行動につなげることではないかと思います。
できればこのきっかけを予測し、先手を打っていきたいものです。
というわけで、次回はこれまでの私の経験を元に、どんなことがタスク管理を考えるきっかけになり得るかについて書きます。